めまい・立ち眩み

めまい・立ち眩み|更年期症状 更年期症状
引用元:Adobe Stock
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更年期(閉経期)によって起こる自律神経のバランスの乱れによるめまい・立ちくらみは治療というより症状が出た時は転んだり倒れたりしないよう、安静にして治まるのを待つことが大切です。

めまい・立ち眩み|更年期症状
めまいには3種類あります。

  • 回転性めまい
  • 浮動性めまい
  • 立ちくらみのようなめまい

回転性めまい

自分や廻りがグルグルと回る感じ。
急に起きるめまいで、吐き気・嘔吐、難聴などの症状を伴うことがあります。
おもに耳の異常が原因のことが多く、まれに脳の病気の場合があります。

浮動性めまい

体がふわふわとした感じで、うまく歩けない・まっすぐに立っていられないなど。
急にくることもあれば、徐々にひどくなる場合もあります。頭痛・歩行障害の脳神経の症状が伴うことがあります。
主に脳の病気が原因です。

立ちくらみのようなめまい

立ち上がる時にクラっとしたり、目の前が真っ暗になったり、時に失神することがあります。
これは、貧血などの全身の病気が原因の場合が多いです。

私の場合は、回転性とたちくらみがありました。

更年期のめまいは主に浮動性のめまいになります。
ホルモンの減少による自律神経の不安定の場合が多いですが、更年期だと思って安心していると、他の病気だったりしますので、脳の検査もしておく必要があると思います。

めまいの症状を伴う病気(更年期障害の要素を含まない)
メニエール病※1脳腫瘍※2突発性難聴※3発作性頭位眩暈※4前庭神経炎※5など
異常がなければ更年期障害の一種と考えてもいいでしょう。

症状がひどくなければ治療の必要はなく、自然におさまるのを待つことで良いと思います。

治療としては、精神安定剤や自立神経調整剤、抗めまい薬、漢方薬などの投与があります。
めまいに効果的な漢方薬は、当帰芍薬散料(とうきしゃくやくさんりょう)

いずれにしても、医師とよく相談の上で薬を処方してもらってください。

補足情報(注釈※)

※1 メニエール病とは:内耳の病気で、繰り返し続くめまい、耳鳴り、耳が塞がった感じ、難聴など様々な耳の症状が現れます。立っていられないが横になってもめまいがひどくなります。ストレス、自律神経や代謝の異常などが原因と考えられています。
※2 脳腫瘍とは:脳内部にできる新生物。小児脳腫瘍は妊娠中のウィルス感染が原因と推定されています。脳内が始まりの腫瘍(原発性腫瘍)と肺がん・乳がんなどの転移による転移性腫瘍があります。また、良性・悪性など。部位によって治療方法が違い、出る症状も異なります。
※3 突発性難聴とは:何の原因もなく突然起こる難聴です。原因は不明ですが、ウィルス感染や内耳の循環障害が推定されています。メニエール病は回復しますが、他の難聴は回復することはないとされています。しかし突発性難聴は早期発見で治療すればほぼ回復するとされています。
※4 発作性頭位眩暈とは:めまいの約半数は発作性頭位眩暈です。良性のもので、回転性、浮動性のものです。内耳の中には耳石というものがあって、頭が傾くと耳石が移動し脳内に伝達しバランスをとる役目になっています。この耳石が老化して剥がれ、三半規管に入り込んでしまうと三半規管の中のリンパ液の流れに乱れが生じ発作性頭位眩暈を起こします。
※5 前庭神経炎とは:めまいの大発作のような症状が起きます。強い回転性のめまいとそれに伴う吐き気、頭痛で、発作は1回、2~3日続きます。原因はいろいろで、良性発作性頭位めまい症、心因性めまい症、上小脳動脈循環障害、小脳腫瘍などの診断があります。
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