更年期障害とは

更年期障害とは 更年期障害
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更年期障害とは、50歳代前後(閉経前後)の女性に起こる症状で、卵巣の機能低下によりエストロゲンの欠乏がホルモンのバランスを崩し、心身に様々な不調が現れることです。

更年期障害とは、50歳代前後(閉経前後)の女性に起こる症状で、卵巣の機能低下によりエストロゲンの欠乏がホルモンのバランスを崩し、心身に様々な不調が現れることです。
エストロゲンとは、一般に卵胞ホルモン、または女性ホルモンとも呼ばれています。

女性ホルモンと女性のライフサイクル
女性ホルモンと女性のライフサイクル

更年期障害と生活環境の関係性

自分事で恐縮ですが、ここ10年ほどの内に様々な症状が出始め、婦人科・心療内科などに足を運びました。
最終的には心療内科のお薬で治療中です。

これまでの経験で自分なりにわかってきたことは、自分の生きてきた経緯にも更年期の症状の出具合が関係しているということです。
幼少期から現在までの自分の歩んできた道のりは決して楽しいとは言えなかったことも含めて、40代後半から50代にかけて馬車馬のように働いてきた脳がかなり疲れている状態になり、機能低下してしまった事も更年期障害の大きな要因になっていると言えます。

心療内科でははっきりとした病名を教えてくれません。
このたび医療保険に入ろうと思い契約しようとしたら、病名が必要だということで聞きました。

下された病名は「自律神経失調症※1」「適応障害※2」ということでした。
「うつ病と言われたらどうしよう」と思っていたのですが、大きなくくりで言えば「うつ病」も当てはまりますが、今の症状は「自律神経失調症」「適応障害」が近いということでした。

この病気と更年期障害の症状はほとんど同じです。
HRT療法でも改善が見られない場合は、心療内科で診てもらうことをおススメします。

更年期障害の症状

症状としては、自律神経失調症様の症状、脈が速くなる(頻脈)、動悸がする、血圧が激しく上下する、腹痛、微熱、そのほか女性の場合はホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)、多汗、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、不眠、疲労感、口の渇き、のどのつかえ、息切れ、下痢、便秘、腰痛、しびれ、知覚過敏※3、関節痛、筋肉痛、性交痛、生理不順など。

その他に更年期障害の一種で「更年期うつ病」があります。
私の知り合いが患ってしまい、精神科に入院している時に、窓から飛び降り自殺をしてしまいました。こうなると事は深刻です。

日本人の約2000万人の女性がこのどれかの症状で悩んでいます。
しかし、医師の診断で「更年期障害」と診断されるのはこの中の2~3割にすぎません。

補足情報(注釈※)

※1.自律神経失調症とは:自律神経不安定症ともいう。自律神経の働きが種々の原因によって障害され、いろいろの症状が現れてくる場合を総称してよばれる。自律神経は交感神経系と副交感神経系の二つの拮抗(きっこう)する神経系のバランスによって調節されており、内分泌系と協調して全身の代謝や機能保持を自動的に行っている。これが障害されると多種多様の症状がみられるが、交感神経緊張症や副交感神経緊張症など緊張亢進(こうしん)を示すものと、逆に緊張低下をそれぞれの自律神経が示す場合に分けられる。インターネット辞書・辞典 JapanKnawledgeより引用
※2.適応障害とは:明確な心理的・社会的ストレス因子があり、そのストレスの始まりから1か月以内に情緒的症状や非社会的行為が現れ、社会的機能が著しく障害される精神疾患。ストレス因子には対人関係のほかに、仕事や勉強上の問題、事故や災害、住居移転など環境の変化などがあげられ、これらのストレス因子が引き金となって、家庭ばかりでなく学校や職場などでも不適応を起こす。しかし、うつ病などと違って、ストレスにさらされない環境では症状の改善がみられることも多い。インターネット辞書・辞典 JapanKnawledgeより引用
※3.知覚過敏とは:痛みやかゆみ、寒熱といった刺激に対して過度に敏感になっている状態。歯科の分野では、むし歯がなく歯の内部にある歯髄(神経)に炎症なども伴わないのに、しみるような痛みを歯に感じる状態。冷たい飲食物や甘いもの、酸っぱいものを口にしたときや、歯が冷たい風に触れたときなどに歯に一時的に痛みを感じるものであり、過敏症状が進行すると熱い飲食物や歯ブラシの毛先の接触でも痛みを感じるようになる。インターネット辞書・辞典 JapanKnawledgeより引用
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