過敏性腸症候群

過敏性腸症候群|更年期の症状 更年期症状
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過敏性腸症候群について

過敏性腸症候群とは、腹痛や腹部の不快感に伴って、下痢や便秘が続く症状です。
医療機関で検査しても異常が認められないのですが、大腸・小腸など腸全体に機能異常があることがわかってきました。

先進国に多い病気で日本人の10~15%の割合で発症しております。年齢層は20代~40代に多く、また、男女比では女性が62.5%と多めです。

原因としては、消化管運動異常、消化管知覚過敏、心理的異常などです。一部、感染性腸炎に罹ったことにより2次的に発症することも明らかになっています。

また、更年期障害の症状の一部でもありますが、これは心理的異常により発症すると思われます。
自律神経失調症にもこの症状があります。

過敏性腸症候群の症状の種類

便秘と下痢の交互型

少し前まで私もこの症状で悩まされていましたが、便秘と下痢が3日ぐらいおきに交互にきます。
便秘は頑張ってもウサギのうんちの様なコロコロとした小さな塊になっていますが、宿便になりきれいに腸内から出てくれません。
それが終わると急に下痢の症状になり、腹痛を伴った軟便が出ますが、水様便の時もあります。

下痢型

腹痛を伴う下痢で、腸が過敏な痙攣を起こし、持続した下痢が続きます。
抑うつ気分の方やストレスの多い方が罹りやすい
食事をした後に起こりやすくなる傾向があります。

便秘型

腹痛を伴う痙攣で腸が正常に働かない場合に多く、宿便になりウサギのうんちの様なコロコロとした小さな塊で出ますが、排便がかなり困難になります。腹痛が強いのが特徴です。
神経質なタイプの方に多い。

ガス症候群

腸管内にガスが多くなり腹部の張りを強く感じたり、お腹が鳴ること(腹鳴)が多いです。
自律神経によって調節されている腸の働きが、自律神経の乱れにより起こることの多い症状です。
神経伝達物質のエンケアリンのようなオピエイト物質や、黄体形成ホルモン(LHRK)が自律神経系である腸壁神経系に働き、腸の蠕動(ぜんどう)運動の働きを抑えられるために、頑固な便秘やガスの多い腹部膨満感が起こりやすくなります。

更年期による過敏性腸症候群とわかったら

このような症状が出たらまず他の病気がないか調べてもらいましょう。(腸のポリープやがん、憩室、潰瘍性大腸炎、クローン病など)
なにも異常がなければ過敏性腸症候群だということですが、症状がひどい場合は治療を受けましょう。

更年期による自律神経失調症の場合は、心療内科または婦人科に相談することが望ましいと思いますが、まずは消化器科で診てもらった方がより幅広い診断が出るかもしれません。

私は今現在「抑肝散※1」(ツムラ54)を服用しています。

※1 抑肝散とは:神経の高ぶりをおさえ、筋肉の“こわばり”や“つっぱり”をゆるめて、心と体の状態をよくします。

症状:イライラ感や不眠などの精神神経症状、あるいは、手足のふるえ、けいれん、子供の夜なき、ひきつけなどに適応します。いわゆる“疳”の強い子供にも好んで用いられます。腹直筋が緊張していることも使用目安です。
神経症、不眠症、認知症、統合失調症、躁うつ病、てんかん、パーキンソン病などによく使われます。

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